微量ミネラル

ミネラル不足を解消

食事にいくら気をつけていても、不足してしまう「ミネラル」。ミネラル補給が簡単にいかないのは、ミネラルが体に吸収されにくいことも原因のひとつです。

Zn(亜鉛)

欠乏するとうつ状態、情緒不安定

亜鉛は神経細胞間の刺激伝達物質の合成に必要な成分で、脳の機能を高め、精神を安定させる働きがあります。
  • 成長の促進
  • 免疫機能の正常化
  • 生殖機能の正常化
  • 精神安定作用
  • 体内の有毒な重金属を取り除く
亜鉛は人間の細胞全てに存在しています。脳細胞などで100種類以上の酵素を補う作用があり、脳の健康には欠かせない存在です。したがって、亜鉛の摂取不足はうつ病や他の精神疾患の原因となることがあります。他にも亜鉛不足は学習や行動の障害、食欲不振、味覚異常や嗅覚障害、イライラ、疲労、無感動、健忘症などのさまざまな障害を引き起こします。こうした場合、亜鉛をサプリメントとして補給することが早期回復のカギとなります。
Cr(クロム)
糖代謝、脂質代謝の保持に必須のミネラルです。クロムは主に、毛髪と尿から排泄されます。
クロムの摂取が不足すると、脳の回転が鈍くなり、記憶力が低下します。また、クロムにはインスリンと協力してはたらき血糖値をコントロールするはたらきがある為、高血糖になりやすく、脳に悪影響をおよぼします。このため、アメリカでクロムは、肥満や糖尿病の治療に利用されています。また、最近の研究では、うつ病患者は、ブドウ糖の代謝に異常が見られ、ブドウ糖に過剰に反応しやすく、クロムが不足していることが判っています。うつ病にかかると、落ち込んだ気分を高めるために大量の砂糖をとりがちになり、砂糖は体内のクロムの排泄を促進するので、砂糖をとるとさらにうつ病が進行するという悪循環に陥り易いことが判っています。
Mn(マンガン)
マンガンは人間の体内に少量が存在し、骨形成、血液凝固能、糖質や脂質の代謝、生殖機能、皮膚の代謝など、多くの生化学反応に関わっています。
マンガンは記憶に関係している伝達物質であるアセチルコリンの生産にも必要な栄養素です。抗精神薬(メジャートランキライザー、統合失調症の薬)を服用すると、体内のマンガンに結合するため、マンガンの欠乏が生じやすくなります。アメリカでは、抗精神薬を服用している統合失調症患者の25%に遅発性ジスキネジー(顔の筋肉が本人の意思とは関係無くピクピク動く)などの副作用が発生しているとの報告がされています。しかし、マンガンは摂取量が多すぎると、暴力的になったりすることがありますので、摂りすぎにも注意が必要です。
Fe(鉄)

欠乏すると集中力、思考力が低下

鉄は酸素と結合し、脳など細胞へ酸素を供給する役割があります。酸素の供給があって初めて、細胞は正常な活動を行うことが出来ます。
  • 貧血
  • 運動能力の低下
  • 免疫機能の低下
I(ヨウ素)
ヨウ素は、代謝をコントロールしている甲状腺の作る主要構成成分です。たんぱく質の合成やエネルギー代謝、交感神経の感受性に作用します。そのため、余分な脂肪の燃焼を手助けしたり、皮膚や爪や髪を綺麗にしたり、精神を敏感にします。
Cu(銅)
銅は、骨の強度を保つ、赤血球や白血球細胞の成熟、鉄の輸送、コレステロールや糖の代謝、心筋収縮、脳の発育など多方面に作用します。
しかし、過剰に摂取すると、パラノイア、攻撃性、恐怖心を引き起こすことがあります。パラノイアには、自分が高貴な存在だと思い込んだり、宇宙人と交信しているとか、体系だった妄想を抱く症状があります。
Se(セレン)
セレンには、抗うつ効果と抗酸化作用があるとされ、アメリカなどでは、うつ病患者が毎日摂取するのが処方の一つになっています。
また、癌や動脈硬化の原因の抑制効果があり、体内の有毒金属の排泄を助ける作用があることもわかっています。
B(ホウ素)
1日1〜2mgの摂取では少なく、5〜6mgの摂取が関節炎などを予防できます。
Mo(モリブデン)
モリブデンは尿酸の生成に関係する酵素の成分です。炭水化物と脂肪の代謝を助けたり、鉄分の利用を高めて貧血を予防する働きもあります。
V(バナジウム)
生体への投与量を増やすことで血糖値正常化作用が得られると言われていますので、今後バナジウムを使った製剤で新たな糖尿病治療薬の開発が期待されています。
Si(ケイ素)
ケイ素は腱やコラーゲン、血液、皮膚、髪や爪などの結合組織を丈夫にする作用があり、コレステロールを下げる働きもあります。
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