予後 うつ病相は通常3〜6カ月持続し躁病相はそれより短く2〜3カ月で落ち着くことが多いようです。抗躁薬や抗うつ薬が奏効するので病相期の予後はよいですが、周期的に発症しやすいようです。
再発 最初の再発は、双極性障害の場合2年以内に起こりやすく、単極性うつ病の場合には5年以内に起こりやすいといわれています。また再発を繰り返すにしたがい再発周期は短縮し間欠期は短くなるとされ、単極性うつ病では平均4〜5回の病相反復がみられ、双極性障害では平均7〜8回の反復を認めるといわれています。
再発を防ぐには 再発を防ぐには気分安定薬のリチウムやカルバマゼピンなどが用いられます。 | 知っておくと役立つこと 病態生理 脳内ノルアドレナリン,セロトニン,ドパミン系の病態を想定したモノアミン仮説があります。
疫学 うつ病だけを繰り返す単極性うつ病の平均発症年齢は20歳代後半から30歳代にかけてであり、うつ病相に加えて躁病相も呈する双極性障害は20歳代前半です。いずれも中高年の初発も珍しくありません。
頻度 単極性うつ病が50〜60% 双極性障害は20〜30%と比較的少なく、躁病相のみを繰り返す単極性躁病はかなりまれとされています。 |