効能・効果下記疾患における頭痛・頭重、倦怠感、心悸亢進、発汗等の自律神経症状 自律神経失調症、頭部・頸部損傷、更年期障害・卵巣欠落症状
用法・用量通常、成人にはトフィソパムとして1回50mg、1日3回経口投与する。 なお、年齢・症状により適宜増減する。 副作用総症例8,803例中、232例(2.6%)に副作用が認められている。その主なものは眠気、ふらつき等の精神神経系症状(1.1%)、口渇、悪心・嘔吐、食欲不振、便秘、腹痛等の消化器症状(1.1%)、倦怠感・脱力感(0.3%)等であった。(再審査終了時)
臨床成績二重盲検試験を含む臨床試験によりグランダキシン錠の臨床効果を検討した結果、次のような成績が得られている。
| 診断名 | 症例数 | やや有効以上 | 有効以上 |
| 自律神経失調症 | 133 | 115(86%) | 89(67%) |
| 頭部・頸部損傷 | 88 | 77(88%) | 56(64%) |
| 更年期障害 | 190 | 154(81%) | 123(65%) |
| 卵巣欠落症状 | 67 | 45(67%) | 30(45%) |
薬効薬理1. 自律神経系の緊張不均衡改善作用 (1) 視床下部の電気刺激によって生ずる血管収縮、耳朶温の低下、瞳孔径の増大など、交感神経中枢の興奮による異常反応の改善が認められた(ウサギ)。 (2) ストレス負荷時にみられる交感及び副交感神経間の緊張不均衡の改善が認められた(ラット)。 (3) アドレナリン又はノルアドレナリンによる平滑筋収縮を軽度抑制し(in vitro)、交感神経の節前・節後刺激及び副交感神経刺激による興奮を軽度抑制する(イヌ)。 (4) ヒトの自律神経機能検査において、メコリール試験では交感神経過反応型及び低反応型のいずれをも正常化し、寒冷昇圧試験では血管運動神経緊張亢進状態の改善が認められた。また、polyplethysmographを用いた試験においても、局所血流量増加作用を有すると共に全身末梢の血流配分バランスの改善が認められた。 2. その他の薬理作用 末梢血流量の増加作用(イヌ、ウサギ)、馴化作用・抗コンフリクト作用(マウス、ラット)が認められた。また、筋弛緩作用及び睡眠増強作用はほとんど有さないか、もしくは極めて弱い(マウス)。 薬物動態1. 血中濃度 健常成人男子に本剤を経口投与したところ、投与1時間後には最高血中濃度に達し、以後漸減して12時間後には血中からほぼ消失した。 2. 排泄 経口投与後、尿中には主に代謝産物が検出され、投与24時間後までに投与量の約14%が尿中に排泄された。 3. 代謝 ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro代謝試験において、本剤は主としてCYP3A4で代謝されること、また、CYP3A4での代謝を阻害することが示唆された。従って、CYP3A4で代謝される薬物の血中濃度を上昇させる可能性がある。 | |